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ニコチン剤 ニコチンざい

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世界大百科事典 第2版の解説

ニコチンざい【ニコチン剤】

タバコの葉に含まれるアルカロイドニコチン有効成分とする殺虫剤。タバコが害虫の駆除に用いられた記録は,17世紀後期にみられる。殺虫有効成分にはニコチンのほかにノルニコチン,アナバシンanabasineなどの同族体が知られており,それらをニコチノイドと総称する。ニコチノイドは一般に硫酸塩の水溶液(商品名ブラックリーフ,硫酸ニコチン)として用いられ,適用害虫はアブラムシグンバイムシ,アザミウマ,ハモグリガワタムシキジラミなどである。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ニコチン剤
にこちんざい

タバコのアルカロイドであるニコチンnicotineを成分とする殺虫剤。通常は、タバコの葉などからニコチンを水蒸気蒸留して硫酸と反応させた40%含量品が使われる。速効性であるが残効性はほとんどない。野菜や果樹のアブラムシ、スリップスなどの防除に広く用いられたが、最近はほかの天然殺虫剤と同様にほとんど使用されていない。[村田道雄]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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