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ノルウェー史 ノルウェーし

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ノルウェー史
ノルウェーし

フィヨルドごとに割拠していたノール人は9世紀ハーラル1世 (美髪王) によって統一された。9~11世紀のバイキング時代,ノール人はアイルランド,アイスランドさらにはグリーンランドにまで,征服と植民を行い,他方,イタリア半島南部とシチリア島にノルマン国家を建設した。この時期,国外でキリスト教化して帰国した諸王によるノルウェーのキリスト教化が著しく進行した。 13世紀頃から経済的にはハンザ同盟に,14世紀末カルマル同盟の成立で,政治的にはデンマークに支配され,長く従属的文化に甘んじた。ようやく 18世紀,木材,鉱石業の発達とともに,自由農民と商工業者を基礎に民族的自覚が高まり,自由主義改革と独立を目指す運動が盛上がった。ナポレオン戦争中,1814年のキール条約でデンマークからスウェーデン同君連合という形で割譲されたとき,当時最も民主的といわれた憲法 (→アイッツボル憲法 ) を制定してスウェーデンに認めさせた。 19世紀中葉以後の産業革命で,漁業,海運,電力工業,製紙業など大発展をとげ,民主化を進めたノルウェーは,1905年一方的にスウェーデンとの同君連合を解消して独立を宣言し,長い従属の歴史に終止符を打った。2度の世界大戦では大きな被害をこうむりながら,工業の近代化に成功,49年北大西洋条約機構に加盟,北欧諸国と連帯しながら社会福祉の向上に努めてきた。 93年には長年の懸案事項であったヨーロッパ連合 EUへの加盟申請を行なったが,94年の国民投票の結果,加盟見送りとなった。

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