翻訳|buffer
コンピュータで、処理速度の異なる装置の間に置いて、双方の速度差を埋めるために使われる機器のこと。緩衝装置。バッファともいう。
一般的に、CPU(中央処理装置)と比べて他の部品や周辺機器は動作速度が遅い。そのため、ただ単に両者を接続しただけでは、データをやりとりする際にCPUに待ち時間が発生して全体の処理速度が落ちることや、データの一部を取りこぼしてエラーになることがある。それらの問題を回避するため、データをメインメモリーの一部や専用メモリーなどに一時保存してから、遅い機器の動作にあわせてデータを送信するのがバッファーの役割である。ハードディスクや各種ドライブデータとの読み書き、プリンターへのデータ転送などで利用される。
たとえば、プリンターが実際に印刷する速度は、通信速度や処理速度と比べるとかなり遅い。そこで、印刷データをメモリーに一時的に蓄えておき、印刷にあわせて再送信することで円滑に印刷できるようになる。これはプリンターバッファーとよばれる。
また、CPUにデータを転送する前、通信速度と処理速度の差を埋めるために使われることも多い。インターネット経由で動画を見る場合、通信速度やサーバーの処理能力などの影響で、データ遅延を起こしてスムーズに再生されないことがある。バッファーにデータを仮保存しておいて、ある程度蓄えられてからデータを送れば、とぎれなく再生できるようになる。
[編集部]
出典 ASCII.jpデジタル用語辞典ASCII.jpデジタル用語辞典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新
10/1 共同通信ニュース用語解説を追加
9/20 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新