西太平洋,ミクロネシアのカロリン諸島西端のパラオ共和国の主島。バベルトゥアプBabelthuap島ともいう。面積370km2,人口5500(1974)。ミクロネシアではグアム島,ポナペ島に次ぐ広さで,第1次大戦後の日本の委任統治時代にはパラオ本島とよばれた。安山岩よりなる火山島で南北に細長く,中央は山地で森林におおわれており,村々は海岸部に位置している。バベルダオブとは〈上の海〉の意で,本来はこの島の北半分の名称であり,南半分はヨエルダオブEouldaob(下の海)といわれた。南に隣接するコロール島と連絡橋で結ばれている。2006年同島のコロールにあった首都がバベルダオブ島のマルキョクMelekeokに移転した。
執筆者:青柳 真智子
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…再三の宮廷革命は,ピョートル1世が1722年の帝位継承法で皇帝に後継者指名権を与えたことにも原因があった。母親の永い在位中絶えず将来への不安に悩まされたパーベル1世(在位1796‐1801)は,即位直後に直系男子による継承順位を定め,皇位継承に安定性を与えたが,彼自身も宮廷革命で位と命を失った。宮廷革命はこれが最後になったが,モスクワ時代以来の功臣・寵臣に対する皇帝の御料地・国有地賜与とそれに伴う自由農民の農奴化もパーベル時代で終わり,絶対君主の家父長的支配の一つの特徴はロシアでも18世紀末で姿を消した。…
…これはピョートル1世が1722年に制定した帝位継承法が,君主に遺言による後継者指名権を与えていたためであり,また彼の改革によって特権を奪われた貴族が,皇帝をあやつって権力の回復をはかったからである。エカチェリナ2世の死後の96年に即位したパーベル1世はただちにこの継承法を廃し,父から順次年長の男児に,男児のない場合は年長の弟にという継承順位の原則を定めたので,これ以後,混乱はおこらなかった。またピョートル3世は,女帝エリザベータの姉で神聖ローマ帝国のホルシュタイン公に嫁したアンナの子であるため,厳密にはピョートル3世以後をロマノフ・ホルシュタイン・ゴットルプ朝という。…
※「バベルダオブ島」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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