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バールミーキ バールミーキ Vālmīki

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

バールミーキ
バールミーキ
Vālmīki

インドの詩人。大叙事詩ラーマーヤナ』の作者といわれる。伝説的な色彩がきわめて濃く,伝記の詳細は不明。『ラーマーヤナ』にいたってインド詩の格調が整ったため,彼は「最初の詩人」と呼ばれる

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世界大百科事典 第2版の解説

バールミーキ【Vālmīki】

古代インドの伝説上の詩人で,インド二大叙事詩の一つ《ラーマーヤナ》の作者とされる。その生涯について記されるところは,すべて伝説の域を出ないが,《ラーマーヤナ》の記述によれば,バールミーキ主人公ラーマと同時代の人となっている。彼はもと追剝を業としていたが,たまたま襲った7人の聖仙に逆に教化され,詩人となるべく長年にわたり瞑想にふけったという。瞑想を続ける彼の周囲に蟻が蟻塚(バールミーカvālmīka)を築いたので,以来彼はバールミーキと呼ばれたと伝えられる。

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世界大百科事典内のバールミーキの言及

【ヒンドゥー教】より

…(1)インドの国民的二大叙事詩《マハーバーラタ》(〈バラタ族の戦争を語る大史詩〉の意)と《ラーマーヤナ》(〈ラーマ王行伝〉の意) 前者は,伝説では仙人ビヤーサに帰せられ,前10世紀ころ西北インドに起こったと推定されるバラタ族親族間の大戦争の記憶に基づき,約10万頌からなる(ホメロスの二つの叙事詩のおよそ8倍)長編である。後者はインド最初の詩人バールミーキの作とされ,もと東インドに伝わった悲劇のラーマ王子の愛と戦争の物語に題材をとったと推定され,前者のおよそ4分の1の分量ではあるが,美文調文学の嚆矢とされるほどに文体は洗練されている。両叙事詩のインドの宗教,文化に与えて来た影響は量りしれないものがある。…

【ラーマーヤナ】より

…原文は古典サンスクリットで書かれ,7編2万4000詩節よりなる。〈最初の詩人(アーディ・カビādi‐kavi)〉と称される詩聖バールミーキの作と伝えられているが,最終的に現存の形になったのは,おそらく3世紀ころであろうと推定される。 ガンガー(ガンジス)川の中流に位置するコーサラ国の首都アヨーディヤー(現,ウッタル・プラデーシュ州アウド)を統治するダシャラタDaśaratha王には3人の妃がいた。…

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