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パラ州 パラPará

翻訳|Pará

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

パラ〔州〕
パラ
Pará

ブラジル北部の州。州都ベレンアマゾン川下流域を占める同国第2の面積をもつ州で,北はスリナム,ガイアナと国境を接し,北東は大西洋に面する。アマゾン川は州中部北寄りを西から東へ貫流し,北のギアナ高地と南のブラジル高原を分ける。氾濫原は高さ 40~60mの急崖で限られ,西部のオビドス付近では幅約 2kmにせばまるが,その下流で再び広くなり,州域の 10%近くを占める。北部を赤道が通り,気候は高温多雨。年降水量は東に向って多くなり,北東部のベレンでは 2700mmに達する。サバナ地帯が点在するほか,ほぼ全域が熱帯雨林におおわれる。住民は大きな川の沿岸に集中し,それ以外の地域は人口希薄地帯である。北東部のトメアス,西部のモンテアレグレには日本人移住地がある。植民地時代にはベレン一帯がサトウキビ,イネ,ワタ,コーヒーなどの栽培で繁栄したが,ブラジル他地域でこれら作物の生産性が高まるにつれて衰えた。 19世紀末~20世紀初めのゴム・ブーム以後は,ブラジルナッツ,薬用植物,植物油,繊維などの林産物が州経済の主柱となった。第2次世界大戦後は日本人移住者によって導入された黒コショウ,ジュートの栽培が盛んとなり,州経済に重要な役割を果している。主要交通路は水路で,アマゾン川は大型外洋船が遡航するが,1970年代にトランスアマゾン・ハイウェーが建設され,陸上交通網も広がりつつある。面積 124万 6833km2。人口 508万 4726 (1991推計) 。

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