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パリトキシン ぱりときしん

知恵蔵miniの解説

パリトキシン

魚類などの体内に蓄積されている自然毒で、食べると食中毒の原因となる。その毒性はフグ毒「テトロドトキシン」の70倍とも言われている。日本でパリトキシンによる中毒原因となる有毒種は、ブダイアオブダイ属のアオブダイ、ハコフグ科ハコフグ属のハコフグ、カワハギソウシハギなどである。その他、ブダイ科ブダイ属のブダイ、ハコフグ科コンゴウフグ属のウミスズメ、ハタ科マハタ属の魚類もパリトキシンによる中毒の原因魚の疑いがある。これらのパリトキシンを含有する魚類を誤って食べた場合、筋肉痛、呼吸困難けいれんなどを起こし、重篤な場合は死亡することもある。厚労省によると、1953~2012年の間に少なくとも39件発生し、患者総数は121名、うち7名が死亡している。14年8月4日、兵庫県神戸市の兵庫突堤でソウシハギが発見され、関係当局が注意喚起をしている。ソウシハギは亜熱帯海域に生息する魚だが、近年の温暖化の影響で、黒潮や対馬海流に乗って日本各地に分布域を広げており、今では、神奈川県や島根県を始め、九州・四国・本州など日本各地で目撃されている。

(2014-8-8)

出典|朝日新聞出版知恵蔵miniについて | 情報

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