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パレオロクソドン Paleoloxodon

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

パレオロクソドン
Paleoloxodon

長鼻目ゾウ亜目の更新世中・後期の化石動物ナウマンゾウやアオモリゾウなどを含む属である。ユーラシアの温帯草原地帯に適応した。頬歯は Loxodontaほど著しい菱形の稜はもたないが,その傾向は十分にみられる。松本彦七郎が「古いロクソドン」という意味で亜属名としてつくり,H.オズボーンが属名として昇格させたが,オズボーンをはじめとするゾウ類を細分することに反対の学者たちは属名として使用しなかったので,学名に混乱を生じていた。

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世界大百科事典 第2版の解説

パレオロクソドン【Palaeoloxodon】

長鼻類ゾウ科の1属。化石ゾウの1グループで,1924年に松本彦七郎により,古代の(パライオス),屈曲またはゆがんだ(ロクソス),歯(オドントス)というギリシア語を合わせて命名された。模式種はインドのナルバダゾウP.namadicusである。ちなみに,アフリカゾウの属名はロクソドンタLoxodontaである。ナルバダゾウのほか,ヨーロッパのアンチクウスゾウP.antiquus,地中海地域の矮小(わいしよう)型のフォーコネリゾウP.falconeriiやマルタゾウP.meltensis,日本のナウマンゾウが含まれる。

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世界大百科事典内のパレオロクソドンの言及

【ゾウ(象)】より

…英名はtrue elephant。アフリカゾウ属Loxodonta(アフリカゾウ(イラスト)など),ナウマンゾウ属Palaeoloxodon(ナウマンゾウ,ナルバダゾウなど。ときに前属の異名とされる),アジアゾウ属Elephas(インドゾウ(イラスト),セレベスゾウなど),マンモス属Mammuthus(マンモス,テイオウマンモスなど)の4属があり,アフリカゾウ(マルミミゾウを含む)とアジアゾウだけが現生する。…

※「パレオロクソドン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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