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ヒメカイウ water arum

世界大百科事典 第2版の解説

ヒメカイウ【water arum】

北半球の寒冷な地域に分布するサトイモ科の湿地生多年草(イラスト)。ミズザゼンともいう。茎は湿地の地表をはうか水面に浮かび,長い葉柄(10~25cm)のある葉を出す。葉柄基部は茎を抱き,葉鞘(ようしよう)部の上部は葉柄から遊離した舌状片となる。葉身は心形から広卵形で,大きなもので長さ10cmあまりになる。夏,葉腋(ようえき)から葉柄よりも長い花茎を出し,白色で卵状の広く開いた長さ10cmほどの苞と,それよりも短い肉穂花序をつける。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ヒメカイウ
ひめかいう / 姫海芋
[学]Calla palustris L.

サトイモ科の多年草。根茎は横にはい、径1~2センチメートル。葉は心臓形で長さ7~14センチメートル、長い葉柄がある。花序は根生する太い花柄上につき、円柱形で長さ1.5~3センチメートル。両性花および頂部に雄性花があり、基部に白色で長さ4~6センチメートルの仏炎包が1個ある。果実は赤色に熟す。水湿地に生え、中部地方以北の本州、北海道、および北半球の温帯に広く分布する。名は、全体がカイウ(英名カラー)に似ているが、より小形であることによる。[邑田 仁]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

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