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ヒメノボタン Hetrocentron elegans; Spanish-shawl

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ヒメノボタン
Hetrocentron elegans; Spanish-shawl

ノボタン科多年草。ヒメノボタンは正式名ではなく,園芸界で定着した通称である。メキシコグアテマラホンジュラスに分布。茎はしばしば赤色を帯び,卵状披針形の葉が対生する。よく分枝し,各節から根を出しながら匍匐して伸び広がる。花は直径約 2.5cmの4弁花で,花色は鮮かな紫紅色。吊り鉢仕立てで流通する。直射光を好むため,年間を通じてよく日に当てる。冬期は明るい室内で管理。比較的耐寒性があり,5℃以上で越冬する。無霜地帯の暖地では,冬期も戸外で管理できる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ヒメノボタン
ひめのぼたん / 姫野牡丹
[学]Osbeckia chinensis L.

ノボタン科の低木状多年草。大きなもので高さ50センチメートル。全株に剛毛がある。葉は対生し、長楕円(ちょうだえん)形または披針(ひしん)状長楕円形で長さ3~6センチメートル、幅0.8~1.5センチメートル。全縁で先はとがり、基部は無柄で茎を抱く。8~9月、枝先に無柄の紅紫色花を数個密につける。萼(がく)は筒形で長さ5~6ミリメートル。花弁は広倒卵形で長さ1.2~1.5センチメートル、先端に短い突起がある。果実は卵状球形で壺(つぼ)状の萼筒に包まれる。名は、全体がノボタンに似るが、より小形であることによる。低地に生え、紀伊半島以西の本州から沖縄、および中国大陸南部、台湾、インド、マレーシア、オーストラリアに分布する。[古澤潔夫]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内のヒメノボタンの言及

【ノボタン】より

…繁殖は挿木で,各枝の先端部を長さ5~10cmに切り,5月ころ挿す。 また近縁属の植物にヒメノボタンOsbeckia chinensis L.がある。これはヒマラヤ,中国から日本南部の原産で,茎は赤みがかった四角形で長く伸び,分岐する。…

※「ヒメノボタン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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