ヒューマンエラー

人材マネジメント用語集 「ヒューマンエラー」の解説

ヒューマン・エラー

・human error
災害原因となる人的ミスのこと。
・大きな災害の発端が、意外と些細な人的なミスが重なることによって引き起こされることから、ヒューマンエラーの発生メカニズムの解析およびその防止策の重要性が見直されてきている。
・エラーには下記の5つがある。
1.必要な仕事や手続きを遂行しないことが原因となったエラー(オミッション・エラー)
2.必要な仕事や手続きの遅れが原因となったエラー(コミッションエラー)
3.要な仕事や手続きの順序の誤りが原因となったエラー
4.必要な仕事や手続きの遂行の誤りが原因となったエラー
5.不必要なことを遂行したことが原因となったエラー
・エラーの要因としては、認知ミス、誤判断、動作ミス、忘却、気の緩みなどが考えられる。

出典 (株)アクティブアンドカンパニー人材マネジメント用語集について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヒューマンエラー」の意味・わかりやすい解説

ヒューマンエラー
human error

運転時の誤操作など,人間の側の要因 (ヒューマンファクター human factor) によるミス。原子力プラントは,中央集中監視制御方式の複雑で大規模なマン・マシン・システムの典型であるが,原子力プラントの安全性・信頼性には機器システムの信頼性とともにそれを運用する人間が重要な要因となっている。このような科学技術システムの安全性確保のためには,柔軟であるが弱点も多い人間の側の要因について理解を深め,これをマン・マシン・システムの設計開発や運用に活用することが重要視されている。

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