ビティレブ島(読み)ビティレブトウ(英語表記)Viti Levu

デジタル大辞泉 「ビティレブ島」の意味・読み・例文・類語

ビティレブ‐とう〔‐タウ〕【ビティレブ島】

Viti Levu》⇒ビチレブ島

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改訂新版 世界大百科事典 「ビティレブ島」の意味・わかりやすい解説

ビティ・レブ[島]
Viti Levu Island

南太平洋,フィジー最大の島。面積1万0429km2,人口約40万。最高峰トマニービ山(1324m)をはじめ多くの山がある島の中央部は広大な高地をなし,レワ川,シガトカ(シンガトカ)川など多数の川が流れ出している。住民の80%は河口の平野部に住む。島の北西部は雨量が少なく乾燥し,観光客の多い国際空港のあるナンディや,砂糖の積出港でフィジー第2の町ラウトカなどの町がある。首都スバや国内あるいは近くの島嶼(とうしよ)国と結ぶ空港のあるナウソリなどのある南東部は雨量が多い。バー,シガトカ,タブアなどの町もあり,それぞれフィジーの商工業の中心となっている。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ビティレブ島」の意味・わかりやすい解説

ビティレブ島
ビティレブとう
Viti Levu

南太平洋,フィジー最大の島。南緯18°,東経178°に位置。東西 144km,南北 104kmの火山島で,山がち,最高峰トマニビ山(旧称ビクトリア山。1324m)をはじめ多くの火山がある。南東貿易風帯(→貿易風)に位置し,南東斜面は北西斜面に比べて雨量が多い。1789年イギリスのウィリアム・ブライが来航。サトウキビココナッツパイナップル,米,綿花を産し,北部のバトゥコウラでは採金が行なわれる。南太平洋の海空交通の要地で,西岸ナンディには国際空港があり,南東岸の首都スバは南太平洋諸島のなかで最も活気に満ちた近代的商業都市。面積 1万429km2

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世界大百科事典(旧版)内のビティレブ島の言及

【フィジー】より


[自然]
 おもな島のほとんどは火山性であり,多数の小さい島はサンゴ礁からなっている。ビティ・レブ島バヌア・レブ島だけで国の総面積の87%を占める。この2島の中央部には標高1000m前後の山々がそびえ,その東あるいは南側は降水量が多く熱帯性の森林地帯,そして西ないし北側は降水量が少なくてときには干ばつもある草原と疎林の多い地帯(サバンナ)と二分されている。…

※「ビティレブ島」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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