ビューフォート風力階級(読み)ビューフォートフウリョクカイキュウ

デジタル大辞泉 「ビューフォート風力階級」の意味・読み・例文・類語

ビューフォート‐ふうりょくかいきゅう〔‐フウリヨクカイキフ〕【ビューフォート風力階級】

英国の海軍少将ビューフォート(Francis Beaufort)が考案した風速尺度。1806年の航海日誌から使用し、帆船に対する風力状態目視により表した。現在は地表地物の状態や海面波浪などによって風力を0~12の13階級に区分し、風速を定めている。

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精選版 日本国語大辞典 「ビューフォート風力階級」の意味・読み・例文・類語

ビューフォート‐ふうりょくかいきゅう‥フウリョクカイキフ【ビューフォート風力階級】

  1. 〘 名詞 〙 ( ビューフォートは考案者であるイギリスの F. Beaufort の名から ) 現在、国際的に認められている風力階級。一三階級に区分され各階級の地表の状態が概説されている。気象庁風力階級表はこれをもとにしたもの。

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百科事典マイペディア 「ビューフォート風力階級」の意味・わかりやすい解説

ビューフォート風力階級【ビューフォートふうりょくかいきゅう】

ビューフォートが1805年に提唱した風力階級。国際的にも認められ,日本では気象庁風力階級として用いている。0〜12まで13階級がある。→風力
→関連項目

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法則の辞典 「ビューフォート風力階級」の解説

ビューフォート風力階級【Beaufort wind scale】

現在わが国で用いられている気象庁制定の風力階級のもととなったシステム.風速を0~1mile/hr(0~1.6km/hr)を風力ゼロとし,順次増加して,75mile/hr(121km/hr)を風力12とするスケール.さらに竜巻トルネード)の藤田スケール*もこれに連携している.

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世界大百科事典(旧版)内のビューフォート風力階級の言及

【風】より

…風速はm/sといった単位で表されるが,さらに風の強さによって表1,表1(つづき)に示すような風力階級に分けることもある。これはイギリス海軍の提督ボーフォートFrancis Beaufort(1774‐1857)が考案したビューフォート風力階級を基にして1964年に世界気象機関(WMO)が採用したもので,日本では気象庁風力階級として利用されている。
【風圧と風圧計】
 風で建物が壊れたり看板が飛んだりするのは風圧によるもので,風圧力とは風が建築物などの単位面積に与える力をさす。…

※「ビューフォート風力階級」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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