デジタル大辞泉
                            「風力階級」の意味・読み・例文・類語
                    
                
		
    
        
    出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
	
    
  
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                    ふうりょく‐かいきゅう‥カイキフ【風力階級】
        
              
                        - 〘 名詞 〙 風の強さを目測するときの基準となる階級。現在では主にビューフォート風力階級が用いられている。〔天気予報論(1946)〕
 
    
        
    出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
	
    
  
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                    風力階級【wind force scale】
        
              
                        風の強さを表現する尺度で,風速計がない場合に,水面の波の立ち方,木の枝の揺れ方,煙のなびき方などを目安として定めた数.もともとは英国の海軍提督であったビューフォート(F. Beaufort)の提案になるもので,ビューフォート風力階級*とも呼ばれているものが基礎となっている.これは風力が0から12までのところまでであったが,さらに大きな風速についても後に定められた.わが国では気象庁風力階級表と呼んでいる.表に示した.
なお,竜巻やトルネードなどの風力測定に用いられる,藤田スケール*は,このビューフォートの風力階級の12がF1となるように設定されている.
風力階級| 風力 | 地上風速(m/s) | 陸上の状態 | 海面の状態 | 
| 0 | 0.0~0.2 | 煙は真っ直ぐ昇る | 波はまったくない | 
| 1 | 0.3~1.5 | 煙はたなびく | 鱗状のさざ波 | 
| 2 | 1.6~3.3 | 木の葉が動く | 一面のさざ波 | 
| 3 | 3.4~5.4 | 木の葉が絶えず動く | 所々に白波 | 
| 4 | 5.5~7.9 | 小枝が動く,砂埃 | 水面の半ばが白波 | 
| 5 | 8.0~10.7 | 灌木が揺れる | ほとんどが白波 | 
| 6 | 10.8~13.8 | 傘がさしにくい | 大波が生じる | 
| 7 | 13.9~17.1 | 歩きにくい | しぶきが流される | 
| 8 | 17.2~20.7 | 歩行困難,小枝が飛ぶ | 大きな波が砕けしぶきが激しくなる | 
| 9 | 20.8~24.4 | 人家に軽い被害 | 海が唸る,一面のしぶき | 
| 10 | 24.5~28.4 | 樹木が根こそぎ倒れる | 海面全体が白くなる | 
| 11 | 28.5~32.6 | 甚大な被害が生じる | 山のような大波,水煙 | 
| 12 | 32.7~36.9 | 陸上では稀 | 空中に泡と飛沫が充満 | 
| 13 | 37.0~41.4 |  |  | 
| 14 | 41.5~46.1 |  |  | 
| 15 | 46.2~50.9 |  |  | 
| 16 | 51.0~56.0 |  |  | 
| 17 | 56.1~61.2 |  |  | 
                                                          
     
    
        
    出典 朝倉書店法則の辞典について 情報
	
    
  
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                    風力階級
ふうりょくかいきゅう
wind force scale
        
              
                        風の強さを表すために定められた数。風の強さは風速によって毎秒何mあるいは毎時何kmのように速さで示されるが,風の強弱を風力階級で示すこともある。その階級は最も風速の小さい段階の風力を 0とし,順次 1,2,3,…,12までに分類する。各風力階級にはそれぞれの風力によって起こされる陸上あるいは海上の典型的な状態の解説がつけられている。現在日本で使用されている気象庁風力階級はビューフォート風力階級表を改正したもので,日本式の天気図ではこの階級が記入される。風速計が故障したときや,野外で風速計がないときにおよその風速を知りたい場合,目測の目安として使用する。
                                                          
     
    
        
    出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
	
    
  
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                    風力階級
        
              
                        かぜの強さ(速度)を0~12の13段階で表したもので、ビューフォート提督(イギリス海軍)が提唱したことから、ビューフォート風力階級と呼んでいる。気象状況(予報)などを分析する際には重要になるが、パラグライダーの風の管理ではあまり使われない。むしろ記号とその時の風速の関係を覚えた方が実用的である。
                                                          
     
    
        
    出典 パラグライダー用語辞典について 情報
	
    
  
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    出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
	
    
  
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		世界大百科事典(旧版)内の風力階級の言及
    		
      【風】より
        
          
      …例えば,10時の風向風速の値は9時50分から10時までの10分間の平均値をさしている。風速はm/sといった単位で表されるが,さらに風の強さによって表1,表1(つづき)に示すような風力階級に分けることもある。これはイギリス海軍の提督ボーフォートFrancis Beaufort(1774‐1857)が考案したビューフォート風力階級を基にして1964年に世界気象機関(WMO)が採用したもので,日本では気象庁風力階級として利用されている。…
      
     
         ※「風力階級」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 
        
    出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
	
    
  
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