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ブラジル都市部のスラム街。仕事を求めて貧しい地方から人口流入が続き、2010年国勢調査では国民の約6%に当たる約1140万人が居住、00年の調査に比べてほぼ倍増した。リオデジャネイロには大小約千カ所ある。麻薬組織が拠点を置き、重犯罪の温床となっている。リオの当局は平和維持警察部隊(UPP)と呼ぶ警察署を設置し、組織掃討作戦を推進。16年五輪前は一時的に沈静化したが、17年以降は大規模な事件が相次いでいる。
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ブラジル南東部の大都市の市内や近郊に見られる不良住宅で,木,トタン板などで造られ,しばしば数百から数千戸の集落を形成している。1960年代初頭サン・パウロ市のファベーラに住む一女性の《闇の子》という本が出版され,ファベーラの存在が意識されるようになった。リオ・デ・ジャネイロ市では景勝地の近くにあるスラムを撤去し,6000世帯を郊外の公営住宅に入居させた。しかし,入居者は都心の建設現場などの雇用源から遠ざけられ,家賃と運賃を負担しなければならなくなった。そのため,ファベーラ地区では住民の自助努力によって本格的住宅に改良することや,公共機関による上下水道,電気,警察などのサービス供与が検討されるようになった。
執筆者:山田 睦男
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