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フェノバリン フェノバリンphenovalin

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

フェノバリン
phenovalin

イソバレリルフェノールフタレインとアセチルフェノールフタレインの等量混合物。刺激性大腸性下剤として用いられる。フェノールフタレインは腎炎や皮疹を生じることがあるので,これをなくす目的で開発された。成分は胃では変化せず,小腸で胆汁や腸液に溶け,加水分解によりフェノールフタレインのキノイド型ナトリウム塩が生じる。これが腸粘膜を刺激してぜん動を促し,かつ腸粘膜の水分吸収を妨げて,下剤として作用する。作用が長く持続するので,大量投与と連続投与には注意を要する。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

フェノバリン
ふぇのばりん
phenovalin

緩下剤。イソバレリルフェノールフタレインおよびアセチルフェノールフタレインの等量混合物。白色の結晶性粉末で、においおよび味はない。経口投与により、胃では変化せず、小腸で胆汁および腸液で溶け、加水分解されてフェノールフタレインのナトリウム塩となり、これが小腸の粘膜を刺激して腸の蠕動(ぜんどう)を促し、また腸液の吸収を阻害して緩下作用を現す。1回0.2~0.4グラム、一日0.4~1.0グラムを3回に分けて服用する。酸化マグネシウムと配合すると赤くなるが、効力に変化はない。[幸保文治]

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