旺文社世界史事典 三訂版 「フリードリヒ」の解説
フリードリヒ(2世・プロイセン)
Friedrich Ⅱ
プロイセン王(在位1740〜86)。代表的な啓蒙専制君主で,大王(der Grosse)とも呼ばれる
オーストリア継承戦争・七年戦争によってシュレジエンを領有し,第1次ポーランド分割で西プロイセンを得て領土を広めた。商工業の振興,農業の開発につとめるとともに,軍制を整え,ヨーロッパ第一の軍備を擁した。また学芸を奨励し,ヴォルテールらの啓蒙思想家とも交際。ポツダムにサンスーシ宮殿を建造した。著書に『反マキァヴェリ論』がある。
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