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フレシェ Fréchet, Maurice-René

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

フレシェ
Fréchet, Maurice-René

[生]1878.9.2. イオンヌ
[没]1973.6.4. パリ
フランスの数学者。エコール・ノルマル・シュペリュール (高等師範学校) に学び (1897~1900) ,E.ピカール,E.グルサーの講義を聞き,同時にパリ大学で J.ダルブー,C.エルミート,H.ポアンカレの講義を聞く。パリの科学アカデミーで「ワイエルシュトラスの定理の一般化」 (04) ,「距離」の概念に関する論文 (05) を発表。 1906年,学位論文『関数解析の二,三の点について』において,収束列の極限を用いて抽象空間論を展開した。彼の抽象空間論は,抽象代数学とともに,現代数学の一つの特質である抽象の源となった。ブザンソン,ナント,レンの各大学の助教授 (06~09) 。ポアティエ大学教授 (10~19) ,ストラスブール大学教授 (20~27) ,パリ大学教授 (28~49) を歴任した。

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大辞林 第三版の解説

フレシェ【Maurice-René Fréchet】

1878~1973) フランスの数学者。距離空間の概念を導入し、抽象的な空間構成のなかにさまざまな分野を統一的に把握する道を示し、抽象空間論の端緒をなす。確率論におけるマルコフ過程の研究でも知られる。

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