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ブライアン条約 ブライアンじょうやくBryan Treaties

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ブライアン条約
ブライアンじょうやく
Bryan Treaties

アメリカが 1913年から 14年にかけて 30余国と結んだ平和の促進のための条約で,紛争の国際審査制度への付託を内容とする。国務長官 W.ブライアンの名を冠してこう呼ばれる。締約国間に起きた紛争は,国際紛争平和的処理一般議定書 (1907,ハーグ) による仲裁裁判に付託されるものを除いて,常設の国際委員会の審査に付託することを締約するもの。委員会は紛争当事国の一方の付託により活動を開始し,審査中は武力の行使を禁じ,仮保全処置を指示することができる。また締約国を必ずしも拘束しないが,委員会は審査の結果報告書を提出する。第1次世界大戦後さらに発達した調停その他の制度が形成されたため,実際にはまったく機能しなかったが,ハーグ平和会議で設けられた国際審査委員会の制度に改良を加えた点は高く評価される。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ブライアン条約
ぶらいあんじょうやく
Bryan Treaties

1913年、W・J・ブライアンがアメリカ国務長官に就任して以来、外国と締結する条約のなかに、「外交上の調整手段に失敗した時は、常設国際委員会に付託して調査および報告」をなさしめて解決し、武力行使を避ける条項を挿入した。国際紛争の平和的解決手段として、国際審査制度を強調し、武力行使を避けることをうたったことから、この種の条約を「ブライアン条約」とよんでいる。[經塚作太郎]

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世界大百科事典内のブライアン条約の言及

【国際審査委員会】より

…しかし,第2次世界大戦前国際審査委員会に付託されたのはわずか3件であり,戦後も62年のイギリス,デンマーク間のレッドクルセーダー号事件のみである。審査付託は義務的でなく,審査報告には拘束力はない等のため,改良の試みがノックス条約(1911),ブライアン条約(1913‐14)でなされ,第1次世界大戦後,国際調停制度へと発展した。国際紛争【芹田 健太郎】。…

※「ブライアン条約」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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