ブリハディーシュワラ‐じいん〔‐ジヰン〕【ブリハディーシュワラ寺院】
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ブリハディーシュワラ寺院【ブリハディーシュワラじいん】
インド南部,タミル・ナードゥ州タンジャーブールにあるヒンドゥー教寺院。この地は9〜13世紀に栄えたチョーラ朝の都だったところ。ブリハディーシュワラ寺院は初代の王ラージャラージャ1世が11世紀に建立したシバ神をまつる。典型的なドラビダ様式の寺院で,13段61mのピラミッド型の屋根をもつ。内部にはヒンドゥー教の神々のブロンズ像が並ぶが,なかでも〈シバの舞踊像〉が目立つのはチョーラ朝の歴代の王が舞踊を奨励したためといわれる。1987年,大チョーラ朝寺院として世界文化遺産に登録。
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世界大百科事典(旧版)内のブリハディーシュワラ寺院の言及
【タンジャーブール】より
…タミル伝統文化の中心地の一つ。南西部にあるシバ派の壮大なブリハディーシュワラ寺院はチョーラ朝のラージャラージャ1世(在位985‐1016)により建立され,高さ72mの大塔をもつドラビダ様式の代表的寺院である。その北東方には16世紀の王宮が残る。…
【チョーラ朝】より
…南インドのタミル地方に古代・中世に栄えた王朝。最古の首都はティルチラパリ近くのウライユールで,のちタンジャーブール(タンジョール),ガンガイコンダチョーラプラムなどにも都を置いた。王国の起源は不明であるが,すでに前3世紀のアショーカ王の磨崖詔勅に南インドの国として〈チョーラ,パーンディヤ,サティヤプタ,ケーララプタ〉と記されている。前3~前1世紀の諸史料にもチョーラ,チェーラ,パーンディヤ3王国の存在が認められる。…
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