改訂新版 世界大百科事典 「ブルイユ」の意味・わかりやすい解説
ブルイユ
Henri Edouard Prosper Breuil
生没年:1877-1961
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…壁画は,貝殻や動物の骨,焚火の跡とともに,1879年に発見された。発見者のサウトゥオラMarcelino de Sautuolaは旧石器時代のものと主張したが,学界の承認を得るにいたらず,1902年,フランスの考古学者カルタイヤックÉmile Cartailhacとブルイユの調査によって,サウトゥオラ説が確認された。壁画が集中しているのは,入口から30mほど入った左方にある,長さ18m,幅8~9mの部屋の天井(高さ1~2m)で,25頭の動物像が赤・黒・褐色で描かれている。…
…これはアルシー温暖期にあてられ,炭素14法によって3万0500年前ごろとされる。オーリニャック文化は,20世紀初頭,ムスティエ文化とソリュートレ文化の間に位置づけられ,その後H.ブルイユによって3期に区分された。さらにその前・中・後の各期はおのおのをシャテルペロン文化,オーリニャック文化,グラベット文化と呼ばれることになる。…
※「ブルイユ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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