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洞窟美術 どうくつびじゅつ

百科事典マイペディアの解説

洞窟美術【どうくつびじゅつ】

洞窟の壁面や天井に線刻,浮彫,彩筆で描いた絵画。世界各地で見られるが,いずれも呪術(じゅじゅつ)的性格が濃い。旧石器時代後期のフランス中・南部やスペイン北部の洞窟に描かれた壁画が名高い。
→関連項目旧石器時代壁画マドレーヌ文化

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世界大百科事典 第2版の解説

どうくつびじゅつ【洞窟美術 cave art】

洞窟内部の壁や天井に描かれ刻まれた彩画や刻画。洞窟壁画は一般に後期旧石器時代に限定されるが,メラネシアトロブリアンド諸島のキタバKitava島のような例外がある。また,岩庇が低く長く張り出した岩陰に施されたものを洞窟美術に含める場合もある。 彩画や刻画が施された後期旧石器時代の洞窟には大小があり,ラスコーフォン・ド・ゴームのあるフランス南西部ドルドーニュ地方の洞窟は比較的小さく,また石灰岩の岩盤は軟らかいので彫りの深い線刻画が発達した。

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世界大百科事典内の洞窟美術の言及

【先史美術】より

…これらは,その内容から次の3種に大別することができる。(1)洞窟美術と呼ばれる,洞窟内部の岩壁に描かれ刻まれた彩画や刻画(岩面画)。(2)岩陰美術と呼ばれる,日光のさしこむ岩陰の岩壁に彫られた浮彫。…

【フランコ・カンタブリア美術】より

…この時代の遺跡の多くが,フランス南西部とスペイン北部カンタブリア地方で見いだされることから,この名がある。とくに洞窟美術(洞窟の奥の岩壁に描かれ刻まれた彩画や刻画)や岩陰美術(露天の岩陰壁面に彫られた浮彫)の遺跡のほとんどが,この地域に集中している。それらは地域によって次の三つのグループに大別できる。…

※「洞窟美術」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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