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ブレアル Bréal, Michel

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ブレアル
Bréal, Michel

[生]1832.3.26. ランダウ
[没]1915.11.25. パリ
フランスの言語学者。コレージュ・ド・フランスで比較言語学を担当し,フランスの比較言語学研究の基礎を築いた一人。特にイタリック語派が専門分野で,言語学のほかに神話学の研究も残している。言語の意味,とりわけその変化を研究する独立分野を提唱し,それに「意味論」 sémantiqueの名を与えた。主著『意味論試論』 Essai de sémantique (1897) 。

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デジタル大辞泉の解説

ブレアル(Michel Bréal)

[1832~1915]フランスの言語学者。ソシュールの師。比較言語学をフランスに定着させた。また、「意味論試論」により言語の意味の変化を研究する意味論先駆者となった。

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世界大百科事典 第2版の解説

ブレアル【Michel Bréal】

1832‐1915
フランスの言語学者。パリ大学教授。ベルリン大学でF.ボップについてインド・ヨーロッパ(印欧)語の比較研究を学び,これをフランスに導入して,F.deソシュール,A.メイエと続くこの学問の基礎を築いた。また1863年に創設されたパリ言語学会の組織づくりに努め,以後その学会誌に多くの論文を寄稿し,借用語や基層研究の重要性を指摘した。1897年に著した《意味論Essai de sémantique》は,言葉の背景にある思想や文化にも着目したもので,このヒューマニストの言語観をよく伝えている。

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大辞林 第三版の解説

ブレアル【Michel Bréal】

1832~1915) フランスの言語学者。印欧語研究のほか、意味変化の研究で知られる。フランスで初めて比較文法の講座をもつ。ソシュールの師。

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世界大百科事典内のブレアルの言及

【意味論】より

… 意味論はこれまで言語学的意味論と哲学的意味論が互いに補い合う形で発展してきており,現在では一方で言語学,もう一方で哲学の二つにまたがる典型的な境界領域の学問となっている。 今日用いられるのと似通った〈意味の科学〉という意味でセマンティクスなる語が使われたのは,フランスの言語学者M.ブレアルの《意味論研究》(1897)ないし,《言語の知的法則,意味論断片》(1883)であるが,この時点でもまだ意味の変化を支配する法則を意味しており,これ以前のドイツの学者K.H.ライジッヒのセマシオロジーとほぼ同じ内容である。しかし,20世紀に入りやがてF.deソシュールが出て,言語研究を通時的(ディアクロニック)と共時的(サンクロニック)に区別することが学界に定着するに及び,意味論の分野でもこの区別が導入され,前者にセマシオロジー,後者にセマンティクスが使われることが多くなってきている。…

【マラソン】より

…前490年,アテナイがマラトンの戦でペルシアの大軍を破ったとき,一人の兵士がアテナイまでの約40kmの道を走って勝利を告げ,そのまま息絶えたという。1896年の近代オリンピック第1回大会(アテネ)が開かれる際,フランスの言語学者M.ブレアルがこの故事にならいオリンピック種目にマラソンを入れることを提唱,正式種目となった。このときはマラトンの古戦場からアテネの競技場まで約40kmだった。…

※「ブレアル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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