ヘンク(読み)へんく(英語表記)Genk

デジタル大辞泉 「ヘンク」の意味・読み・例文・類語

ヘンク(Genk)

ベルギー北東部、リンブルフ州都市。フランス語名ゲンクケンペン炭田中心にある工業都市として発展。20世紀末までに炭鉱は閉鎖されたが、自動車組み立てなど各種の工業が行われる。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ヘンク」の意味・わかりやすい解説

ヘンク
へんく
Genk

ベルギー北東部、リンブルフ州の中心的工業都市。英語・フランス語読みではゲンク。人口6万2949(2002)。1917年から開発されたケンペン(カンピーヌ)炭田の中心でイタリアトルコなどから外国人労働者を導入し、人口が急増した時期もあった。しかし、60年代の石炭から石油へのエネルギー革命後、国の指導で石炭業の合理化が進められ、90年代にほとんどの炭田は閉鎖された。ハイテク産業の誘致やショッピングセンター、会議・展示施設の建設など産業転換や都市の活性化が図られている。1962年設立のフォード自動車組立て工場は、同国自動車生産の重要な地位を占めている。

[川上多美子]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヘンク」の意味・わかりやすい解説

ヘンク
Genk

ベルギー北東部,リンブルフ州の工業都市。リエージュの北約 35kmのケンペンラント (カンピーヌ) 高原の端にあり,かつては小さな市場町であったが,20世紀初めからケルペン炭鉱が開発されて急速に発展,1920年代から重要な工業中心地となった。製鉄繊維,自動車組立など各種の工業が行われる。人口6万 1376 (1991推計) 。

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