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ベイエリンク Beijerinck, Martinus Willem

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ベイエリンク
Beijerinck, Martinus Willem

[生]1851
[没]1931
オランダの微生物学者。デルフトの理工科大学の植物学の教授。アムステルダム王立科学アカデミー会員 (1884) ,ロンドン・ロイヤル・ソサエティ会員 (1926) 。 1898年に,モザイク病のタバコからしぼりとった液汁を細菌ろ過器にかけたものが,他のタバコをモザイク病にかからせ,さらにこのタバコからのろ過液汁が,また別のタバコを罹患させるというように液汁による感染を幾代にもわたって反復させうることを実験によって示した。これは自己増殖能をもち,細菌ろ過器を通過する病原体の存在を立証するものであり,彼はその実体を生命をもった液体と考え,ろ過性の毒 (ウイルス ) と命名し,ウイルス学の基礎をおいた。

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世界大百科事典 第2版の解説

ベイエリンク【Martinus Willem Beijerinck】

1851‐1931
オランダの微生物学者。デルフト工科大学教授,アムステルダムの王立科学アカデミー会員(1906),イギリスのローヤル・ソサエティ会員(1926)となる。土壌微生物の分野で根粒細菌硫酸還元細菌の発見などの業績がある。窒素固定細菌には彼の名を冠したBeijerinckia属がある。20世紀初頭に,細菌の変異が遺伝子突然変異によるのではないかと指摘し,突然変異説を唱えた同国人ド・フリースとの交渉の可能性も論ぜられている。

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