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ベコー Gilbert Bécaud

世界大百科事典 第2版の解説

ベコー【Gilbert Bécaud】

1927‐
フランスシャンソン歌手。トゥーロンに生まれ,幼いころから音楽に非凡な才能を示していたが,長じてニースの音楽学校に入り作曲を学んだ。音楽で身を立てるためパリに出て,短編映画の仕事をしているとき,シャンソン歌手ジャック・ピルスに認められ,彼のピアノ伴奏者となった。ベコーの作曲の才に目をつけたピルスの紹介で《わたしはお前に首ったけ》《十字架》などを発表して名を高めた。1953年以降は歌手として登場,情熱的な唱法はたちまち大評判となった。

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百科事典マイペディアの解説

ベコー

フランスのシャンソン歌手・俳優。本名フランソワ・ジルベール・シリー。トゥーロン生れ。ニース地方音楽院卒業。1961年に発表した《そして今は》は自らの作曲で,フランス最大のシングル・ヒットの一つといわれ,スタンダードナンバーになっている。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ベコー
べこー
Gilbert Bcaud
(1927―2001)

フランスのシャンソン歌手、作曲家。本名フランソワ・シリーFranois Silly。南フランスのトゥーロンに生まれ、ニース音楽院を卒業後パリに出て、ナイトクラブのピアニストをしながら映画音楽やシャンソンを書き始める。やがてエディット・ピアフに認められ、彼女のために書いた『あなたに首ったけ』(1952)がヒットし、作曲家としての地位を確立した。またこのころからベコーの名で歌うようになり、ジャズのフィーリングをもったリズム感、ダイナミックな歌唱、ショーマンシップにあふれた舞台などで人気を集めるようになった。1963年(昭和38)の初来日以来、十数回にわたり来日。日本にも多くのファンがいる。74年レジオン・ドヌール勲章受章。生涯に約400曲のシャンソンを作曲し、代表的な作品、歌唱に『十字架』『詩人が亡くなった日』『メケ・メケ』『そして今は』『ナタリー』『雨の降る日』などがある。1998年の『モン・カップ(私の進む道)』が最後の作品。99年にはパリ・オランピア劇場での33回目の公演を行った。[田井竜一]

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