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ベストマン諸島 ベストマンショトウ

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デジタル大辞泉の解説

ベストマン‐しょとう〔‐シヨタウ〕【ベストマン諸島】

Vestmannaeyjar》アイスランドの南西沖にある島々。アイスランド本土から約10~30キロメートルに位置する。アイスランド語で「西方の人の島々」を意味し、かつてケルト人奴隷が主人であるアイスランド人を殺してこの地に逃げ込んだことに由来する。主島ヘイマエイ島が唯一の有人島。1963年に海底火山の噴火によりスルツェイ島ができたことで知られる。ベストマンナエヤル

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ベストマン諸島
べすとまんしょとう
Vestmannaeyjar

アイスランド南西沖にある島々。海底火山の噴火で知られる火山島群で、北東―南西の方向に連なる。「ベストマン」は「西方の人」、eyは「島」、eyjarは「島」の複数を意味し、「西方の人」とは、最初の植民者インゴルフルの乳兄弟を殺した奴隷のケルト人をさす。彼はこの地に逃れたが復讐(ふくしゅう)された。主島ヘイマエイ島Heimaeyはタツノオトシゴ形で、長さ7キロメートル、名称は「家島」の意。他に15島あり、いずれも長さ500メートルに満たない無人島であるが、南西端のスルツエイ島(「火の巨人」の意)は直径2キロメートル、1963年の海底噴火で生じたことで有名。ヘイマエイ島には古い火山があり、中心地ベストマンナエイヤルは2火山に挟まれた良港を有する町。周辺にタラの好漁場があり、アイスランド全国水産額の2割の水揚げがある。町の人口は4522(2000)。1973年1月、東部中央のヘルガフェトル(226メートル。フェトルはアイスランド語で山のこと)に5500年ぶりに割れ目を生じ、火山弾を噴出して町の東半を埋め、3月にはエルトフェトル(221メートル)が生じて溶岩を流したが、水冷作戦が成功して町や港を救った。[浅井辰郎]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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