出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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ベヌエ川
ベヌエがわ
Benue
カメルーン北部からナイジェリア中南部にかけての川。ニジェール川最大の支流。カメルーンのアダマウア山地北麓に源を発し,ほぼ北西流してナイジェリアに入り,のち西南西に転じてロコジャでニジェール川に注ぐ。全長約 1400km。流域はおもにサバナであるが,農耕地も多い。雨季には汽船がカメルーン領内の支流ケビ川との合流点まで航行可能。はしけ状の小舟は年間を通じて航行可能で,河川運輸に利用される。 1832年イギリスの探検家 R.ランダーらがロコジャを訪れてから,ヨーロッパ人の内陸進出路となった。カメルーンではベヌウエ Bénoué川と呼ばれる。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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