日本大百科全書(ニッポニカ) 「アダマワ高原」の意味・わかりやすい解説 アダマワ高原あだまわこうげんAdamaoua 中部アフリカ、カメルーンの中央部に東西に横たわる高原。標高1000~1500メートル。基盤は花崗(かこう)岩類よりなるが、地表の大半は白亜紀に噴出した溶岩流に覆われ、粗面岩などの円頂丘が点在している。カメルーン国内を流れる主要河川がここに発するので「水の城」の名もある。植生は樹木のあるサバナで、牛の放牧が盛んである。名称は19世紀初頭にこの地域を制覇したフルベ人の首長アダマにちなむ。[門村 浩] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例