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ベルゴンツィ Carlo Bergonzi

世界大百科事典 第2版の解説

ベルゴンツィ【Carlo Bergonzi】

1924‐
イタリアのテノール歌手。パルマ音楽院で学ぶ。第2次大戦中,反ナチス活動を行ってドイツ軍に捕らえられたが,幸運にも釈放され,終戦後オペラ歌手としてデビュー(初舞台は1948年ロッシーニの《セビリャ理髪師》)。しばらくバリトン歌手として歌っていたが,声質の変化に気づいてテノールに転向。51年再デビュー。国際的に活躍するようになり,各地の聴衆にベル・カントの美声を堪能させた。67年イタリア歌劇団の一員として初来日。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ベルゴンツィ
Bergonzi, Carlo

[生]1924.7.13. ビダレンツォ
[没]2014.7.25. ミラノ
イタリアのオペラ歌手。ジュゼッペ・F.F.ベルディの作品を中心に,ベルカント唱法のテノール(→声楽)として国際的な評価を得た。チーズ職人の父親のもとで働きながら歌手を目指した。第2次世界大戦でイタリア軍に参加したが,ナチス抵抗運動で逮捕され,ドイツの収容所で 2年を過ごした。パルマ音楽院で学び,1948年にバリトン歌手としてデビューしたが,1951年にテノール歌手で再デビュー。1955年,ジャコモ・プッチーニの『外套』でアメリカ合衆国デビューを果たした。1956~83年メトロポリタン歌劇場で 300回以上舞台に立ち,1994年カーネギー・ホールで引退コンサートを行なった。得意とした役柄は,『アイーダ』のラダメス,『イル・トロバトーレ』のマンリーコ,『ラ・ボエーム』のロドルフォ,『蝶々夫人』のピンカートンなど。

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