ペルス・ライケン(その他表記)Pels Ricken, G. C. C.

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ペルス・ライケン」の意味・わかりやすい解説

ペルス・ライケン
Pels Ricken, G. C. C.

[生]1810
[没]1889.5.2.
オランダ海軍軍人安政2 (1855) 年7月オランダから江戸幕府に寄贈された軍艦『スンピン』号艦長として来日,同年 11月より同4年9月の後任教育班長カッテンディーケ来着まで 22人のオランダ海軍教官団の団長として,新設された長崎海軍伝習所において,近代海軍の伝習を行なった。本国に帰国後,海軍中将まで昇進。 1866年6月より2年間海軍大臣をつとめた。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「ペルス・ライケン」の解説

ペルス=ライケン Pels Rijcken, G.C.C.

1810-1889 オランダの軍人
1810年1月8日生まれ。オランダが日本におくった海軍第1次教育派遣隊の隊長。安政2年(1855)幕府におくられた軍艦スンビン号(のち観光丸)で来日,同年開設の長崎海軍伝習所で勝海舟ら伝習生に2年間にわたり航海術などをおしえた。のちオランダ海相。1889年5月2日死去。79歳。

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