ペーター シュタイン(英語表記)Peter Stein

20世紀西洋人名事典の解説


1937.10.1 -
ドイツの演出家。
ベルリン生まれ。
1960年の中頃ミュンヘンで演出助手として演劇活動を開始し、’60年代の終わりに演劇の「民主的実践」を唱えた。劇作りの基礎を、劇団構成員全員の協力によって劇場と上演を運営する集団指導とし、’70年代以降西ベルリンのシャウビューネを本拠地とし演劇活動を続ける。映画やテレビでも活躍し、ボート・シュトラウスの「大と小」(’80年)の演出が高い評判を得た。演出作品に、クライスト作「ホンブルク公子」等がある。86年から英国のウェルシュ・ナショナル・オペラで「オテロ」(86年)、「ファルスタッフ」(88年)を演出。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

現代外国人名録2016の解説

職業・肩書
演出家 元シャウビューネ劇場芸術監督

国籍
ドイツ

生年月日
1937年10月1日

出生地
ベルリン

受賞
シラー賞〔1982年〕,ゲーテ賞

経歴
フランクフルト、ミュンヘンでドイツ文学と美術史を学ぶ。巨匠フリッツ・コルトナーに演出を師事し、翻訳・演劇制作に携わる。1970年から15年間、旧西ベルリンの劇団シャウビューネの芸術監督として活躍。「ペール・ギュント」「ホンブルク公子」「お気に召すまま」「三人姉妹」「桜の園」などの演出でヨーロッパきっての名演出家として評価を高めた。以後、ベルリンを本拠として、イタリア、フランス、英国などで国際的な演出家として活動。また’76年にはパリ・オペラ座の「ラインの黄金」で初のオペラ演出を手がけ、’86年から英国のウェルシュ・ナショナル・オペラで「オテロ」(’86年)「ファルスタッフ」(’88年)を演出。’91〜97年ザルツブルク音楽祭の演出部門の責任者を務める。’98年モスクワでロシア人俳優・スタッフによる国際プロデュース作品「ハムレット」を上演し絶賛される。2000年にはハノーファー万国博で上演時間21時間に及ぶ「ファウスト」を演出し話題となる。1990年「ファルスタッフ」公演で来日。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

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