コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

シャウビューネ Schaubühne

2件 の用語解説(シャウビューネの意味・用語解説を検索)

世界大百科事典 第2版の解説

シャウビューネ【Schaubühne】

現代ドイツの代表的劇団。この名の劇団は以前にもあったが,現在のものは1960年代に西ベルリンのハレ波止場保険会社ホールを本拠として設立された。70年に演出家ペーターシュタインを中心とした意識の高い若い演劇人が結集し,集団制作によってすばらしい成果をあげるようになってから,にわかに注目された。81年秋からは,クーアフュルステンダム通りの新機構を備えた新しい劇場に移っている。俳優,演出家,装置家など役割の固定化してしまった従来の芝居づくりの形態を否定し,集団制作の方法によって演劇創造を行い,また現代社会における自己検証を行いつつ,社会への批判的姿勢のあり方を追究してゆくという方針で,多面的なプログラムをもって活動を行っている。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

シャウビューネ
しゃうびゅーね
Schaubhne

広義にはドイツ語で「舞台」を意味するが、狭義にはSchaubhne am Halleschen Uferの略で、1962年に当時の西ベルリンに創設された劇団とその劇場をいう。進歩的な演劇を目ざし、初期にはブレヒト、ハックス、オケーシーなどの社会主義的な劇作家やホルバート、ワイスなど進歩的ブルジョア作家の作品を好んで手がけた。70年以後は演出家(シュタイン、パイマンなど)と俳優(クレーファー、ガンツ、ギーゼなど)との民主的な協調による集団指導性を効果的に生かして名を高めた。81年には新しい劇場を得て発展著しく、ギリシア悲劇の現代化などにも精力的に取り組んできた。シュタインに続いて創立メンバーの大半が去った後は、公費補助を受ける劇場となって前衛性に乏しくなった反面、グローバルな視野で国際的な演劇交流の場としての名声を得るに至った。身体の可能性を追求するパフォーミング・アーツに活路を見出そうとするなどして新生の道を模索しつつ21世紀を迎えた。[宮下啓三]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

シャウビューネの関連キーワード新協劇団西ドイツベーメホルバインドイチェスエック統一ドイツ北区つかこうへい劇団飯吉光夫西義之望田幸男

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone