デジタル大辞泉 「ホック」の意味・読み・例文・類語 ホック(hook) 洋服などにつける留め金。ふつう、鉤かぎ状または丸形のものをいう。[類語]ボタン・フック・スナップ・こはぜ ほつ・く [動カ四]1 あちこち歩き回る。うろつく。ほっつく。「泣きっ面をして―・きゃあがるから」〈洒・駅舎三友〉2 金銭を浪費する。使い果たす。「親父が金を―・くゆゑ」〈浮・親仁形気・三〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「ホック」の意味・読み・例文・類語 ホック 〘 名詞 〙 ( [オランダ語] hoek [英語] hook )① 衣類などの合わせめを留める小さな鉤(かぎ)状の金具。鉤と、それを受ける部分とからなる。また、スナップのことをいう場合もある。[初出の実例]「筒袖(ずんど)の釣(ホック)を外して赤い胸毛の生へた黒い胸を突出し」(出典:老車夫(1898)〈内田魯庵〉)② =かぎざお(鉤竿)[初出の実例]「ホック(鉤棹)で浅瀬を突き立て」(出典:暑中休暇(1892)〈巖谷小波〉三) ほつ・く [ 1 ] 〘 自動詞 カ行四段活用 〙 うろつく。あちらこちら、うろつき回る。遊び歩く。ほっつく。[初出の実例]「あのやうにほついてはやんがて身代は木賊色でおろすやうに成ってのけふと笑ひける」(出典:浄瑠璃・心中重井筒(1707)上)[ 2 ] 〘 他動詞 カ行四段活用 〙 金銭をつぎ込む。使い果たす。費消する。[初出の実例]「親仁が金をほつく故」(出典:浮世草子・浮世親仁形気(1720)三) ほっく 〘 副詞 〙 堅い物が折れる音、また、そのさまを表わす語。ぽっきり。ほっき。[初出の実例]「ぬけはせで此刀、目貫ぎわよりほっくとおれ、波打ぎわにさっと入」(出典:天理本狂言・文蔵(室町末‐近世初)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
飲み物がわかる辞典 「ホック」の解説 ホック【hock】 ドイツ西部のライン川流域に産する白ワイン。主としてイギリスでの言い方。◇「ラインワイン」ともいう。ライン川流域の名産地ホッホハイム(hochheim)に由来。 出典 講談社飲み物がわかる辞典について 情報