ボストン・マラソン(英語表記)Boston Marathon

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ボストン・マラソン
Boston Marathon

アメリカのマサチューセッツ州ボストンで,4月の第3月曜日の「愛国者の日」に行なわれるマラソン大会。 1896年にアテネで開かれた第1回オリンピック競技大会のマラソンにならって,ボストン陸上競技協会 BAAが翌 1897年に始めた世界で最も歴史のあるマラソン競技会の一つ。郊外のホプキントンからボストン市内までの 42.195kmの片道コースで実施される。勝負どころとなる 30km付近からは「心臓破りの丘」といわれる上り坂がある。日本にもなじみが深く,1951年に田中茂樹が初優勝したのをはじめ,山田敬蔵君原健二瀬古利彦らが優勝した。 1960年代から女子選手の完走者が出るようになり,1972年女子のレースが公式にスタート。日系のゴーマン美智子も優勝している。時代の波に抗しきれず,1986年賞金レースとなった。

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

ボストン・マラソン

五輪を除く国際レースで最も長い歴史と伝統を誇り、世界の主要大会で構成されるワールド・マラソン・メジャーズの一つ。ボストンの他はロンドン、ベルリンシカゴ、ニューヨークシティー、東京。女子ランナーや車いすでの参加を初めて認めた大会でもある。マサチューセッツ州などが定める祝日の「愛国者の日」(4月の第3月曜日)に毎年開催され、今年で117回目。日本勢は男子で瀬古利彦選手らが過去8回優勝している。

(2013-04-17 朝日新聞 朝刊 3総合)

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百科事典マイペディアの解説

ボストン・マラソン

毎年4月の第3月曜日に米国のボストン〜ホプキントン間(42.195km)で行われる国際的マラソン大会。マサチューセッツ州とメーン州が独立戦争の勇者をまつる〈愛国者記念日〉の記念行事として行ったのに始まる。第1回大会は1897年4月19日,日本人の参加は1951年からで,田中茂樹,山田敬蔵,君原健二,瀬古利彦(2回)ら7人が優勝している。32km過ぎに〈心臓破りの丘〉と呼ばれる難所の坂道があるので有名。一部のエリート選手だけでなく,広く市民ランナーにも参加が認められており,マラソン界での先駆的役割も果たしている。1972年には女子の参加を世界で初めて認め,1977年には身体障害者の参加(車いすマラソン)も認めている。2013年4月このマラソンを狙った爆弾テロ事件が発生。数日後,犯人は捕まったが爆発から犯人逮捕までの過程において300名にも及ぶ死傷者を出した。→障害者スポーツ

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