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ボタン科 ボタンかPaeoniaceae

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ボタン科
ボタンか
Paeoniaceae

双子葉植物の1科。キンポウゲ科の1亜科とされたことがあり,独立科として扱う場合もキンポウゲ目に入れることが多いが,最近の分類ではオトギリソウ目の1科とされる。北半球の温帯に1属 (ボタン属 Paeonia) 30種がある。多年草で,ボタン (牡丹) のように低木状のものもある。根茎はよく発達し,ときにイモ状。葉は互生し3出または2回3出の複葉となる。花は大型で萼片5枚,花弁も5枚 (ときに 10枚) あり,おしべは多数が螺旋状に配列,中心に2~5個のめしべがあり,これを囲んで花盤が発達する。おもにこの点で,キンポウゲ科と異なっている。果実は各めしべが独立した袋果をつくる。ボタン,シャクヤク (芍薬) などの園芸植物がある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ボタン科
ぼたんか
[学]Paeoniaceae

双子葉植物、離弁花類。多年草または落葉低木。葉は大形で、三出または羽状複葉。花は茎の先に1個ずつ開き、白色、または淡紅色、紫紅色などで、大形でよく目だつ。雌しべは離生し、熟して袋果(たいか)となる。花の構造は外見上キンポウゲ科植物に似るが、直接の類縁関係はないと考えられる。ボタン属一属からなり、北半球の中国を中心とした地域に約50種ある。日本では中国原産のボタン、シャクヤクを栽培するほか、ヤマシャクヤクなど2種が分布する。[門田裕一]

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