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マグマ・オーシャン magma ocean

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

マグマ・オーシャン
magma ocean

地球形成の初期の原始地球の時代に,地表を覆っていたとされるマグマの海をいう。原始地球は微惑星が衝突して成長してきたと考えられているが,この衝突によって濃密な大気が形成され,地表温度は上昇し,岩石の融点を超して,地表はどろどろに溶けたマグマの海,いわゆるマグマ・オーシャンで覆われたと考えられている。マグマ・オーシャンの面積が増えると,マグマに溶け込む水蒸気量が増え,その結果,水蒸気大気量が減って,地表温度が下がり,マグマ・オーシャンの面積が減る。すると衝突ガスによって水蒸気大気が増加して,地表温度が上昇し,マグマ・オーシャンの面積が増加する。これを水蒸気大気とマグマ・オーシャンの溶解平衡といい,このようなことを繰り返すうちに原始地球は安定化していったと考えられている。

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