マタモロス(英語表記)Matamoros

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

マタモロス
Matamoros

メキシコ北東部,タマウリパス州北東部の都市。アメリカ合衆国との国境をなしながらメキシコ湾に注ぐリオグランデ (ブラボデルノルテ川) の河口から約 50km上流の南岸に位置し,同川をはさんでテキサス州ブラウンズビルに相対する。 1824年建設。アメリカ=メキシコ戦争 (1846~48) では激戦地となり,46年アメリカ合衆国軍に占領された。現在メキシコへの主要通関地として繁栄するとともに,周辺に広がる広大な灌漑農業地帯の中心地として,綿花,サトウキビを中心とする農産物を集散,加工する。ブラウンズビルとは国際橋で結ばれ,モンテレイ,メキシコ市などと鉄道,道路,空路で連絡。人口 30万 3392 (1990推計) 。

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百科事典マイペディアの解説

マタモロス

メキシコ北東部,タマウリパス州,米国との国境の都市。リオ・グランデ(リオ・ブラボー)川の南岸にあり,米国のブラウンズビルと国際橋で結ばれている。綿花栽培地域の商業都市で,皮革,紡績,醸造などの工業のほか,マキラドーラも進出している。米国からの週末観光客が多い。44万9815人(2010)。

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世界大百科事典 第2版の解説

マタモロス【Matamoros】

メキシコ北東部,タマウリパス州の国境都市。リオ・グランデ川をはさんで北岸はアメリカ合衆国テキサス州のブラウンズビル。人口26万6055(1990)。周辺の肥沃な灌漑農地は代表的な綿花栽培地域で,その中核都市としての商業機能が発達。アメリカから週末を利用した観光客が多く訪れ,観光関連産業も重要。リオ・グランデ川は約50km東へ流れて大西洋に注ぐ。対岸のブラウンズビルとの間は国際橋で結ばれている。【栗原 尚子】

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

マタモロス
またもろす
Matamoros

メキシコ東部、タマウリパス州北東部の河港都市。人口37万6279(2000)。メキシコ市の北北東1006キロメートルに位置し、リオ・グランデ川を挟んで、対岸はアメリカのテキサス州ブラウンズビルである。周辺は灌漑(かんがい)農業が発達し、その中心をなす商業都市でテキサスとの取引が多い。なお、同国南部プエブラ州西部のマタモロスは、イスカル・デ・マタモロスの略称で、サトウキビ地帯の中心地である。[高木秀樹]

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