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ミザール Mizar

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ミザール
Mizar

おおぐま座ζ星 (ζ-UMa) の固有名で,北斗七星の柄の端から2つ目の星。多重星として有名で,全体としての実視等級は 2.3等,スペクトル型は A1,距離は 70光年。ミザールから角度で 12′離れたところに,昔視力の検査に使われたという実視等級 4.0等のアルコルが並び,肉眼的な二重星を形成しているが,ミザールとアルコルの間には物理的な関係はないと考えられている。ミザール自身が二重星であることは,1650年にイタリアの G.リッチオリによる望遠鏡観測で発見され,実視連星の最初の発見となった。さらに,1889年にアメリカの E.ピッカリングはミザールの主星の分光観測から,主星が連星であることを見つけ,分光連星発見の最初のものとなった。その後,伴星も分光連星であることがわかり,結局ミザールは四重連星ということになった。ミザールの主星はスペクトル型が A1の2つの主系列星から成り,公転周期 20.5日,実視等級 2.3等。一方,伴星はスペクトル型が A2とFの2つの星から成り,公転周期 175.5日,実視等級 3.9等である。2つの分光連星は互いのまわりを周期数4年で公転している。

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