ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ミソハギ科」の意味・わかりやすい解説
ミソハギ科
ミソハギか
Lythraceae
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双子葉植物、離弁花類。草本または木本。葉は単葉で対生、輪生または互生し、托葉(たくよう)はないかまたはごく小形。花は両性で放射相称。萼(がく)は筒状に癒合して先は4~6裂し、裂片間に互生する付属体があるものもある。花弁は萼筒頂部の内側につき、つぼみのときにはしわになって畳まれる。雄しべは4~8本。蒴果(さくか)には多数の種子があり、種子には胚乳(はいにゅう)がない。熱帯地方を中心に世界に25属550種あり、日本にはサルスベリ属、ヒメミソハギ属、キカシグサ属、ミソハギ属の4属が分布する。
[小林純子 2020年8月20日]
APG分類では、もともとのミソハギ科にヒシ科、ザクロ科、ハマザクロ科が統合されて、新しくミソハギ科として定義された。世界に約31属600種あるとされる。日本には7属が分布する。
[編集部 2020年8月20日]
…野原や山すその湿地に生えるミソハギ科の多年草(イラスト)。全体に毛がなく,茎は直立して高さ50~100cm,上部で多く分枝する。…
※「ミソハギ科」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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