ミュンヒンガー
Karl Münchinger
生没年:1915-90
ドイツの指揮者。バロック音楽を中心とした室内合奏の指揮で知られる。1937年指揮者としてデビュー。41-43年ハノーファー交響楽団の指揮者。45年シュトゥットガルト室内合奏団を創設し,さらに66年,シュトゥットガルト古典フィルハーモニー管弦楽団を創設。とくにJ.S.バッハの演奏を得意とし,戦後のバロック音楽再評価において大きな影響力をもった。ブリテンやヒンデミットなどの作品も手がけている。1956年楽団を率いて初来日。
執筆者:西原 稔
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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ミュンヒンガー
みゅんひんがー
Karl Münchinger
(1915―1990)
ドイツの指揮者。生地シュトゥットガルトの音楽院で学んだのち、ライプツィヒ音楽院でアーベントロートに指揮法を学ぶ。1941年ハノーバーで指揮活動に入り、45年生地にシュトゥットガルト室内管弦楽団を結成、その指揮者に就任してバロック音楽中心の演奏活動を行い、バロック音楽復興の先駆となった。56年(昭和31)同楽団と初来日。さらに66年シュトゥットガルト古典フィルハーモニーを組織、ウィーン古典派の音楽にも積極的に取り組んだ。
[岩井宏之]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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世界大百科事典(旧版)内のミュンヒンガーの言及
【シュトゥットガルト室内合奏団】より
…1945年,[K.ミュンヒンガー]が組織したドイツの合奏団,彼は指揮を担当する。今日のバロック・ブームの先駆をなし,ビバルディの《四季》の演奏は同楽団の名声を高めた。…
※「ミュンヒンガー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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