翻訳|median
離散型の確率変数が値x1,x2,……,xn(便宜上x1<x2<……<xnとする)をそれぞれ確率p1,p2,……,pnで取るとすると,p1+p2+……+pr-1≦1/2かつp1+p2+……+pr>1/2となるrがただ一つ定まるが,このときxrをメジアンまたは中央値,中位数という。この値は確率変数Xの代表値として用いられることが多い。他の代表値としては平均が典型的である。Xの分布を定めるxi,piが未知である場合に,N個の標本データを得たとすれば,度数分布fi/N(fiは値xiを取る標本の数)としてf1+f2+……+fr-1≦N/2,f1+f2+……+fr>N/2となるxrをメジアンの代りに採用して標本中央値という。この量は観測誤差に関して標本平均より安定した代表値とみなしうることが多い。また確率変数Xが連続な分布F(x)に従うとき,F(a)=1/2となるaを確率変数Xの(または分布Fの)メジアンという。正規分布においては平均とメジアンは一致する。
執筆者:櫃田 倍之
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…それはすべての測定値(一般的にいえば各個体に付随する標識としての数値)を加えて,その和を集団の数で割ったものである。このほかの代表値として中位数(メジアンともいう)がある。それは数値を大きさの順に並べたとき中央に位置する値をいう。…
※「メジアン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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