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メジロザメ メジロザメCarcharhinus plumbeus

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

メジロザメ
Carcharhinus plumbeus

メジロザメ目メジロザメ科の海水魚。全長 2.5mに達する。頭は幅広く縦扁する。吻は短く,先端は鈍い。尾鰭起部の尾柄上下に凹窩がある。呼吸孔をもたない。眼は小さく,瞬膜がある。体色は灰褐色で特に斑紋をもたない。胎生。本州中部以南,全世界の熱帯・亜熱帯海域に広く分布する。性質は獰猛(どうもう)で,ときに水泳中の人を襲うこともある。肉は上等の練製品にされる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

メジロザメ
めじろざめ / 目白鮫
requiem sharks

軟骨魚綱サメ目メジロザメ科の総称、またはそのなかの1種。メジロザメ類は世界の温・熱帯海域に分布する。目に瞬膜(一種の瞼(まぶた))がよく発達するサメのグループで、サンゴ礁などの沿岸域から沖合いに至る表層域に広く進化適応し、十数属に分類される。
 イタチザメGaleocerdo cuvieriは1属1種で、体に縞(しま)模様があるところから英名ではtiger sharkである。性質も凶暴で「人食いザメ」の一種である。ヨシキリザメPrionace glaucaは英名をgreat blue sharkといい、温帯にもよくみられ、量的にかなり多く、温帯外洋域では食物連鎖の最上位に位し、生態系に与える影響力が大きい。メジロザメ属Carcharhinusはもっとも種数が多く、メジロザメC. plumbeusなどが含まれ、典形的なサメ形で世界中に多くの種が知られ、日本近海にも8種程度が分布している。かなり沿岸に近づき、大形種はときに人をも襲う。
 延縄(はえなわ)などで漁獲され、練り製品の原料などになるが、一本釣りやマグロ延縄にかかった魚を食べるため、その被害は非常に大きい。メジロザメ科のサメは、すべて胎生で子を産む。[仲谷一宏]

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