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メタン細菌 メタンサイキン

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デジタル大辞泉の解説

メタン‐さいきん【メタン細菌】

代謝によってメタンガスを生成する嫌気性細菌。汚泥や湖沼・河川のほか、哺乳類の消化管などに分布。

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監修:松村明
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大辞林 第三版の解説

メタンさいきん【メタン細菌】

沼や池などでメタンを発生させる嫌気性の細菌。古細菌類に属し、自然界に広く分布する。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

メタン細菌
めたんさいきん
methane bacteria

メタン生成細菌のことで、メタン発酵細菌ともいう。汚泥、湖沼、河川のほか、哺乳(ほにゅう)動物の消化管などの無酸素的な場所に分布し、化学的独立栄養性ならびに化学的従属栄養性の生活をし、代謝生産物としてメタンガスを発生する。メタノバクテリア科Methanobacteriaceaeのメタノバクテリウム属Methanobacterium、メタノサルシナ属Methanosarcina、メタノコッカス属Methanococcusが代表的なメタン細菌である。現在、メタン細菌は、畜産廃棄物、有機物の多い産業廃棄物や家庭の生(なま)ごみなどの処理と、発生するメタンガス利用という二つの目的をもって使われている。これらの細菌は、細胞が桿(かん)状または球形で、運動性のあるものとないものとがある。グラム染色性は不定で、胞子を形成しない偏性嫌気性細菌である。メタン細菌は二酸化炭素、水素、ギ酸、酢酸、メチルアルコールなどをメタン(CH4)に変換する。このような特性をもつメタン細菌は、生態学的にも重要な位置にあり、自然界における生物遷移の最終メンバーと考えられている。いろいろな生物が物質を生産し、これはまた、さまざまな細菌によって分解されて二酸化炭素などができるが、メタン細菌は、これらの物質を、また分解してメタンを生産するわけである。[曽根田正己]

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