メリル・リンチ・アンド・カンパニー(英語表記)Merrill Lynch & Co., Inc.

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

メリル・リンチ・アンド・カンパニー
Merrill Lynch & Co., Inc.

2009年にバンク・オブ・アメリカに買収されたアメリカ合衆国の証券会社。1914年チャールズ・E.メリルがニューヨークのウォール街に事務所を開設したことに始まる。当初から証券の自己売買よりも一般投資家向けの営業を中心とし,売買手数料を主要な収入として発展した。1940年 E.A.ピアース,1941年フィナー・アンド・ビーンズを合併してメリル・リンチ・ピアース・フィナー・アンド・スミスと改称。1959年パートナーシップから株式会社に改組,業界首位を占めた。1969年には証券投資信託に進出し,この分野でもアメリカ最大の販売業者となった。1973年持株会社メリル・リンチ・アンド・カンパニーを設立。傘下のメリル・リンチ・ピアース・フィナー・アンド・スミスは国内外約 800の支店に業界最大の 1万5300人の株式仲買人を有し,その他の子会社の業種も政府関係証券の販売,保険,投資コンサルタントなど多岐にわたった。日本では 1998年に廃業した山一證券の店舗やシステムを賃借するかたちでメリルリンチ日本証券を設立。しかし 2007年サブプライムローン問題で多額の損失を計上し,2009年にバンク・オブ・アメリカに買収された。

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