メンチュ(英語表記)Rigoberta Menchú

百科事典マイペディアの解説

メンチュ

グアテマラ,キチェ族の女性。先住民活動家。インディオ農民に加えられる搾取や弾圧と闘うために,キリスト教とスペイン語を学び,農民組織を拡大していく。両親と弟は闘争の中で虐殺。1981年農民ストライキの後,国外に脱出。1992年ノーベル平和賞。
→関連項目インディヘニスモグアテマラ(国)

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

メンチュ
めんちゅ
Rigoberta Mench
(1959― )

先住民(インディオ)の人権擁護運動家。グアテマラ北西部のマヤ系先住民キチェの農家の娘として生まれる。幼いときから両親とともにコーヒー農園などで働く。1979年にインディオの権利団体に参加。1980年、軍の虐殺行為に農民らが抗議したグアテマラ市スペイン大使館占拠事件で父が焼死し、その後、母と兄弟も軍部によって虐殺された。1981年、メキシコに亡命。1982年に祖国での人権蹂躙(じゅうりん)を告発するグアテマラ抵抗代表連合(RUOG)の創設メンバーに参加。国連の先住民調査にも参加し、人権擁護の先頭に立って、先住民の支えとなってきた。1992年、ノーベル平和賞を受賞した。1993年(平成5)9月に来日。2006年、ノーベル平和賞を受賞したほかの女性5人(ジョディ・ウィリアムズ、シリン・エバディ、ワンガリ・マータイ、コリガン・マグワイア、ベティ・ウィリアムズ)とともに平和運動NGOの「ノーベル女性の会Nobel Women's Initiative」を設立。[編集部]
『メンチュ、農民統一委員会(CUC)著、神代修訳『大地の叫び――グアテマラ先住民族の闘争』(1994・青木書店)』

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