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ヤーン=テラー効果 ヤーン=テラーこうかJahn-Teller effect

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ヤーン=テラー効果
ヤーン=テラーこうか
Jahn-Teller effect

直線状の分子を除くすべての多原子分子において,原子が高い対称性をもつ幾何学的配置をとろうとすると,電子の状態が縮退することがある。このような状態は一般に不安定であり,より低い対称性の配置になり,縮退を解いた状態の分子のほうがエネルギー的に安定になる。これをヤーン=テラー効果という。この効果によって生じる安定な状態がいくつか存在する場合,あるいはこの効果によるエネルギー差が振動のエネルギーと同程度の場合には,核の運動による動的効果が現れる。これを動的ヤーン=テラー効果という。これに対して,前述のものを静的ヤーン=テラー効果という。

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