ランド(その他表記)Landes

デジタル大辞泉 「ランド」の意味・読み・例文・類語

ランド(land)

陸地土地。また、国。多く他の語と複合して用いられる。「ドリームランド」「ワンダーランド

ランド(〈アフリカーンス〉rand)

南アフリカ共和国の通貨単位。1ランドは100セント。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ランド」の意味・読み・例文・類語

ランド

  1. 〘 名詞 〙 ( [アフリカーンス語] rand )[ 異表記 ] ラント 南アフリカ共和国の通貨単位。一ランドは一〇〇セントに等しい。記号R

ランド

  1. 〘 造語要素 〙 ( [英語] land 「土地、地面」の意 ) 他の語の下に付いて、公園や遊園地などの場所や施設の意を表わす。「レジャーランド」など。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

改訂新版 世界大百科事典 「ランド」の意味・わかりやすい解説

ランド
Landes

南西フランスの地方,ガスコーニュの一部。ジロンド河口からアドゥール川河口に至る230kmの大西洋岸を底辺とした三角形の砂地の平野で,ランド県とジロンド県,ロット・エ・ガロンヌ県の一部にまたがっている。海岸線沿いには並列して砂丘が発達し,幅約5km,ピラでは標高100mを超える。内陸は厚さ数十mの砂の層で覆われ,この砂は地表から1m足らずで,アリヨスと呼ばれる不浸透性の砂岩の層を形成している。他方,アルカションArcachonの潟に流れるレイル(またはエイル)川を除き,海への排水路はなく,砂丘の内側に降水がたまり,一連の湖沼をつくり,また冬の降水期には広く浸水する。〈ランド(荒れ地の意)〉の名のごとく,本来この湿地にはヒースハリエニシダなどの低木のほか,わずかな松が生えているにすぎなかった。19世紀初めまでは,比較的排水のよい丘の上や谷の斜面に農場を設けた農民が,この荒れ地で羊の放牧を行っていた。羊の毛皮をまとい,1mもの高さの高下駄をはいた牧夫の独特の風俗は有名である。

 18世紀後半から松の植林による砂丘の固定化が始められ,19世紀中ごろには本格化した。第二帝政期には,ナポレオン3世自身の発意により,内陸の大規模な土地改良工事が行われ,排水路網が完成し,コルクガシやとくに松が植林され,荒れ地は様相を一変した。1914年には森林面積100万haに達し,成木に達した松は枕木や坑木として伐採されるほか,松やにの採取が盛んに行われた。しかし〈黄金の木〉とさえ呼ばれたこの松林の経営の繁栄も長続きせず,外国産の木材や樹脂との競争,中小地主の経営放任や労働力不足による荒廃に加え,37年から50年にかけては,火災により45万haもの林が壊滅的被害をこうむった。

 今日,ランドの松林は,その大半が近代的な林業技術により復興された。松やにの採取はほとんど行われないが,代わってパルプ材,さらに建築用材としての利用が進み,依然フランスで最も広い森林として重要な資源である。この林業に伴い,製紙,製材などの工場が各地に点在している。また,林の中央部のグランド・ランドは自然公園に指定され,マルケーズの生態博物館,ラブエール~サブル間の狭軌鉄道,グランド・レエル川のカヌー競技などが人気を集めている。

 観光産業の発達は,とりわけ海岸地域に著しい。カキの養殖で知られるアルカションは,19世紀以来,全ヨーロッパに知られた保養地であったが,今日では潟の周辺および海岸線全域に開発が及び,砂丘内側の湖沼を中心に,水浴場,ヨット基地,キャンプ場などの設備が設けられている。そして乱開発を避けるべくアキテーヌ海岸整備事業団(MIACA)が統一的な開発計画を作成して調整にあたり,自然環境の保全との調和に努めている。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

百科事典マイペディア 「ランド」の意味・わかりやすい解説

ランド

米国のグラフィックデザイナー,アート・ディレクターニューヨーク生れ。バウハウスデ・ステイルなどのヨーロッパのモダン・デザインに影響を受けながら,独自のシンプルな構成を確立インパクトがありウィットの効いたデザインにより,広告,エディトリアル・デザイン,CI等の分野で活躍する。1938年―1945年雑誌《エスカイア》《アパレルアーツ》のアート・ディレクターを務める。1955年以降IBMのデザイン・コンサルタント就任。同社のCIプロジェクトに関わり,IBMのロゴ(1956年)や数々のポスター,パッケージ,パンフレットをデザインする。ほかにもウェスティングハウス・エレクトリック社やNeXT社のABCテレビのロゴなどをデザインした。
→関連項目福田繁雄

ランド

もとResearch And Development Corporationの略称。現在正式名称はRAND。米国の研究・開発機関。第2次大戦中,民間の科学者・技術者が創設。戦略問題,旧ソ連問題,コンピューターの研究などで米国政府に影響を与えている。軍にもミサイル・システム強化を採用させた。
→関連項目シンクタンク

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

日本の企業がわかる事典2014-2015 「ランド」の解説

ランド

正式社名「株式会社ランド」。英文社名「LAND Co., Ltd.」。不動産業。平成8年(1996)設立。本社は横浜市西区北幸。不動産販売会社。自社分譲マンション「ランドシティ」シリーズの企画・販売が主力。横浜市・東京多摩東部地区が地盤。全国主要都市で不動産流動化事業も展開。東京証券取引所第2部上場。証券コード8918。

出典 講談社日本の企業がわかる事典2014-2015について 情報

ASCII.jpデジタル用語辞典 「ランド」の解説

ランド

「land」は「溝と溝の間の平担な部分」という意味。CDでは記録面に凹凸とつけて情報を記録するが、この際の凹部分をピット、凸部分をランドと呼ぶ。

出典 ASCII.jpデジタル用語辞典ASCII.jpデジタル用語辞典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android