リゾール

デジタル大辞泉

リゾール（〈ドイツ〉Lysol）

クレゾール石鹸せっけん液のこと。

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

リゾール

〘名〙 (Lysol) 粗製クレゾールとカリ石鹸とを等量に混合した液。それをうすめた液を消毒剤として使用する。クレゾール石鹸液。

※竹沢先生と云ふ人（1924‐25）〈長与善郎〉竹沢先生の散歩「ぷんとリゾールの匂ひがしたのは」

出典　精選版 日本国語大辞典

百科事典マイペディア

リゾール

消毒剤。クレゾールセッケン液とも。大豆油，亜麻仁油などの植物油とエチルアルコールの混液に水酸化カリウムまたは水酸化ナトリウムの水溶液を加えてケン化して，これにクレゾールを加えて製した褐色油状の液体。クレゾールと異なり水によく溶けるので賞用される。普通0.5〜５％溶液を皮膚，器具などの洗浄・消毒に用いる。
→関連項目水虫

出典　株式会社平凡社

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

リゾール

「クレゾール石鹸液」のページをご覧ください。

出典　ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

世界大百科事典（旧版）内のリゾールの言及

【クレゾール】より

…おもな用途は，消毒液，クレゾール･ホルムアルデヒド樹脂，殺虫剤，塗料，木材防腐剤などであるが，これらの目的には3異性体の混合物のまま使用される。クレゾールは水に溶けにくいので，同量のセッケンと混和して可溶性をもたせ，水に溶かしたものがクレゾールセッケン液(リゾールlysolともいう)で，消毒用には1～3％の溶液が用いられる。濃厚な液が皮膚に付着すると知覚の麻痺や炎症を起こす。…

※「リゾール」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典｜株式会社平凡社「世界大百科事典（旧版）」