レオン フライシャー(英語表記)Leon Fleisher

現代外国人名録2016 「レオン フライシャー」の解説

レオン フライシャー
Leon Fleisher

職業・肩書
ピアニスト,指揮

国籍
米国

生年月日
1928年7月23日

出生地
カリフォルニア州サンフランシスコ

受賞
エリザベート王妃国際音楽コンクールピアノ部門第1位〔1952年〕

経歴
4歳からピアノを始め、1938〜39年イタリアでアルトゥール・シュナーベルに師事。ついでニューヨークに移り、1944年16歳の時、モントゥー指揮のニューヨーク・フィルブラームスの「協奏曲1番」を弾いてテビュー。’52年米国人として初めてエリザベート王妃国際音楽コンクールに優勝し、’59年には“アメリカを代表する10人のコンサート・アーティスト”に選ばれ、以後世界各地でのリサイタルやレコードで活躍。世界のトップ・ピアニストとして全盛を極めるが、’65年突然右手が動かなくなり、演奏活動を中断。あらゆる治療を試み、2年後指揮と左手1本のピアニストとしてカムバック、深い芸術的境地を開いて感動を呼んだ。その後、ロルフィングというマッサージ法により右手がほぼ回復。’95年、30年ぶりに両手での演奏活動を再開。また、’67年に指揮者として活動を始め、’70年にアナポリス交響楽団音楽監督に就任カーティス音楽学校、トロント王立音楽院の教授も務める。’89年日本でのリサイタルのため初来日、2007年復調後初めてソロリサイタルで来日。日本発売のCDに「トゥー・ハンズ」「ジャーニー〜旅路」がある。2009年東京のサントリーホールで若いピアニストのためのワークショップを行う。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

20世紀西洋人名事典 「レオン フライシャー」の解説

レオン フライシャー
Leon Fleisher


1928.7.23 -
米国のサンフランシスコ。
サンフランシスコ生まれ。
10歳の時にアルトゥール・シュナーベルに認められ、1938〜39年シュナーベル宅に引き取られ、教育を受ける。’44年ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団と共演して注目された。’46年クリーヴランド管弦楽団と協演。’52年エリザベト王妃国際音楽コンクールで第一位に入賞する。しかし、’65年右手が利かなくなり、同じく右手を失ったピアニスト、ヴィトゲンシュタインのために書かれた左手のための作品レパートリーにする。その後、指揮に転向し、’73年バルティモア交響楽団の補助指揮者に就任した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

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